ローソンは、午前0時から午前5時までの深夜帯の営業を完全無人化する実験を7月ごろから開始するということだ。人手不足で深夜には店を閉めるコンビニがフランチャイズを取り消される可能性も言われた事態もある中での実験だから、望むらくは、人手不足対応というだけでなく、顧客対応としてもコンビニの名に恥じないような無人化を試みてほしいものだ。
これまで何度も報じられた問題だが、よく分からないのが深夜帯にコンビニを利用する人が1日の総数の何分の一になるかという数字をまだ見たことがないということだ。あれば便利ということは分かるが、店の経営に大きな負担になるのであれば、24時間営業を看板にするのを考え直しても良いと思う。ただ、一方では、この無人化の試みから、コンビニを超えた人手不足解消に向けた方策が生まれるかも知れないということも期待される。結果を出すのを急がずに、対応技術の開発とシステムの整備をいろいろ試みてほしい。
