雑記帳

エネルギー関連中心に気が付いたことのメモ

■千葉でまだ続く停電

 まだ20万箇所の停電が千葉で継続している。東京電力は見通しが甘かったと記者会見で陳謝していたが、今回の災害に関わる見通しについて東電を非難するのは気の毒だと思う。送電系統への投資が減少したからだという見方もあるが、それは必ずしも正しくないだろう。それは倒壊した送電塔や電信柱の設置年なども調べた上でいうべきことで、投資が一段落したから減少したのかも知れない。復旧を遅らせている大きな原因が倒木にあるのは確かで、これを防止するために街路樹を伐採するのは地域の反対も大きいはずだ。

 今後の対応には、政府も被災者への対応が一段落した段階で、風水害による送電網の被害防止をどうするか、安全規格も含めて専門家による検討をする必要はあるだろう。停電が長期になると、水道も止まるのがさらに被害を大きくする。自家発電による運用や大規模地区伝説簿設置も検討されるかも知れない。来年はもっと強い台風が襲うかもしれないが、どこに上陸するかが分からないので、重点投資も難しい。後は天に祈るしかないのかもしれない。