大幅な遅れを見せていた開発が最終段階を迎えている「ＭＲＪ」。三菱航空機は、設計変更した最新の機体を６月中に完成させ、試験飛行を行うと発表した。ＭＲＪを開発する三菱航空機は１６日、名古屋市内で会見を開き、安全性を高めるために配線の見直しなどをした最新の機体を今年６月中に完成させ、愛知県豊山町の県営名古屋空港で試験飛行を行うことになったらしい。 「ＭＲＪ」は、すでにアメリカ・ワシントン州で「型式証明」と呼ばれる国の認証を取得するための飛行試験を行っているが、それにどれほどの時間がかかるのだろうか。三菱航空機は、来年半ばとしている納入時期に変更はないとしているが、今度こそ変更なしに納入できることを期待したい。又、同時に、なぜこれほどの遅れが出たのかの要因分析も必要だろう。競争相手にかなり贈り物をしてしまったのだから。
