雑記帳

エネルギー関連中心に気が付いたことのメモ

■新しい卯年に入った

晴れ上がった元日。昨夕は、NHKの「行く年、来る年」の番組を見ることなく、紅白歌合戦の結果も見ずに寝たが、ワイフは煮しめなどの正月用食事の準備に遅くまで忙しくしていたようだ。

いつもよりかなり遅めに起床したら、明るい光が差し込んで、寒さもそこそこ。この1年の安穏を暗示するような日の始まりだった。新聞の元日号は分厚く、郵便受けから取り出すのに手間がかかるほどだったし、その下に年賀状が埋まっていたのには、配達の人達の準備作業の大変さを感じさせられた。

今年は平穏な年になってほしいが、北朝鮮のロケット砲打ち上げが報じられるなど、先行きはなかなか難しそうだ。報道によると、台湾が、中国が本格的な攻撃を仕掛ける可能性に対応して、軍備の増強を進めているらしい。この両国の紛争が激化すれば、日本も必ず何らかの形で巻き込まれる。日本にある米軍基地から攻撃機が飛び立つとすると、中国はその基地をロケットで攻撃する可能性もある。その時に対応するにはどうするかを、日本政府も準備しておかなくてはならないだろう。

ロシアは当面ウクライナ対応に集中するだろうが、それがどのような結果に終わるにしろ、その次は北方領土問題が俎上に上がる可能性もある。

世界の動向は全て日本のエネルギー問題に関係する。それを軽減させるためにも、再生可能エネルギーの導入に力を入れる年にせざるを得なくなるだろう。建設地の同意さえ得られれば、完成までの時間は短いから、地域住民対応が重要となる。政府や自治体、事業者の説明責任は大きい。これを克服して、再エネ比率を1%でも多く出来る年になってほしい。

 

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■アンモニアを火力発電燃料に、は有効か

最近よく報じられるようになったのが、アンモニアを火力発電燃料に混入させれば、化石燃料を使う発電が排出する地球温暖化ガスである炭酸ガスを大きく減らすことができるから、これからアンモニアの消費を増やすべきだということだ。だが、アンモニアは自然界に存在するものではなく、窒素を化学合成して作るものだ。窒素は地球の大気の78%を占めており、生物に欠かせないタンパク質を構成する元素で、大気中では極めて安定した窒素分子(N2)の形で存在している。アンモニア分子式はNH3。その製造には、空気中の窒素を水素と結合させるのだが、ハーバーボッシュ法という方式が発明され、アンモニアが大量の生産されるようになってから100年経過している。

このアンモニアを製造する工程には大量の電力が必要となるが、その電力を発電するのに使われるのがほとんど化石燃料だから、この段階で大量の炭酸ガスを排出することになる。また、アンモニアを燃料に使うと、炭酸ガスではなく、窒素酸化物(NOX)と水蒸気が排出される。その中には炭酸ガス以上に温暖化効果が高いN2Oも含まれる。地球温暖化問題の解消にならないだけでなく、空気中の窒素を利用するために、生物が利用する窒素化合物の量を減らすことにもなる。

日本政府はアンモニアを火力発電に混焼利用することを推進しているが、取り返しのつかない環境汚染を加速させることにもなりいかねない。再エネ電源の増設・拡大に力を入れるべきだと思う。

 

 

 

 

 

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■原発の新増設

この冬に電力需給が逼迫する状況に便乗したのだろうが、政府は原発の新増設に向けて動き出したようだ。原発の新設の場合、既に設置場所が決まり、現地住民が同意している所であったとしても、建設期間は20年ほどかかるのだから、直近の需給逼迫を解消する手段にはならない。おそらくこれから再稼働に向けて、安全性に問題ありとして再稼働できなくなっているものも含めて、いろいろな手段を使って稼働させる方向に向かうのではないかと感じている。

安全性の問題について、日本が地震帯の上にあることが問題となる。これまでも、地殻構造のデータの判断が発電事業者と異なっていたというよりも、データを出さなかったケースもあることから、再稼働にも大きな障壁があることは確かだが、致命的なものでなければ、再度審査するということは許容されるかも知れない。

だが、今年の冬の需給問題解消にはならない。審査には少なくとも1年はかかるはずだからだ。だとすれば、いま行われ始めている節電要請を拡大し、需要家の余裕度や節電可能量の推定などを行い、その需要家の協力を具体的に実施することだろう。

さらには、原発に比べると極めて短期間で設置できる太陽光発電を屋根や駐車場に設置する施策を推進すべきだと思う。11月の初めに旅行をしたときに感じたのだが、屋根上に太陽光パネルが搭載されている住宅や工場の数はまだまだ少ない。これを、東京都が出した建設事業者にパネルの設置を義務づけるような強制ではなく、有効な誘導策を考えるべきだと思う。

メガソーラーの設置スペースは殆どなくなっているのが現状だとされるが、まだ屋根のスペースでいくらもある。薄くて軽い膜状のものも開発されているから、それが設置できない建物はないだろう。最近、ソーラーシェアリングに使える縦に設置するパネルがあることを知ったが、日本ではまだ3カ所しか実施されていない。この形式のものであれば、景観に与える影響も小さくて済むから、この設置への誘導策を具体化する方法もあるはずだ。鉄道路線沿いにこの縦型のパネルを設置すれば、電化区域であれば発電された電力はそのまま消費できるし、無電化区域であれば、大型の蓄電池を経由して使えるようにできる。高速道路への設置もやりやすい。

さらに早期に推進すべきは、電力消費機器や建物のエネルギー消費の効率化ではないか。例えば、窓ガラスに断熱フィルムを貼れば、建物のエネルギー消費を減らすことができる。これが全国で一斉に具体化されれば、そのエネルギー累積削減量は想像以上に大きなものになると考えている。自分が断熱フィルムを貼った体感からの想定だが、短期的に効率アップの効果を出すのには、建物などのエネルギー効率をあげることだと確信している。

 

 

 

 

 

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■エリザベス女王ご逝去

つい数日前のニュースで、英国の女王エリザベス二世が、ロンドンのバッキンガム宮殿からスコットランドの静養先であるバルモラル城に出発される映像を見たところだったのに、今日のニュースで、昨日96歳で亡くなられたと知り驚いた。在位70年7カ月は歴代の同国君主で最長とのこと。第2次世界大戦後の英国史のほぼ全てを見守り、亡くなる直前には、英国の与党・保守党の女性新党首リズ・トラス氏の任命という公務も執り行っている。女王が任命した首相はこれで14人目。その気力にも感嘆させられた。しかも、家族もスコットランドを訪れていたということは、先が短いと知ってのことだったろう。

新首相の任命は通常、ロンドンのバッキンガム宮殿で行われる。96歳のエリザベス女王スコットランドの居宅バルモラル城に滞在中で、歩行に困難があるため、医師団の判断でロンドンには戻らず、代わりにトラス氏と、前任のボリス・ジョンソン氏がそれぞれロンドンからアバディーン空港を経由して、バルモラル城を訪れたと報じられている。

各国の首脳から追悼の声が相次いでいる。バイデン米大統領は「君主という存在にとどまらず、一つの時代を定義した」とその功績をたたえた。女王の世界史における存在の大きさとともに、ユーモアや優しさなど女王の人柄に感謝する声も上がっている。

英連邦はエリザベス女王国家元首としている。連邦の国であるカナダのトルドー首相は8日、「エリザベス2世は私たちの生活に常に存在していた」と述べ、女王は在任中に23回カナダを訪問したといい、女王の献身は「永遠に我が国の歴史の重要な一部となる」と綴った。今後数日間はカナダも喪に服すと明らかにしている。同じくオーストラリアのアルバニージー首相は9日、声明で「(世界が)急激に変化する中、まれに見る心強い存在だった」と哀悼の意を示した。在位中に豪州を訪れた初の君主だったことに触れ「女王が豪州に特別な思いを抱いていたことは明らかだ」と述べた。

このような報道記事の中で、男系優先だった王位継承を変えさせたのもエリザベス女王だと知ったが、その経緯については、日本の皇室の継承にも関わることとして、調べて見たい。

 

 

 

 

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■英国に3人目の首相 他の国は?

英与党の保守党は5日、ジョンソン首相の後任を選ぶ党首選の結果、リズ・トラス外相(47)を新党首に選んだ。6日にエリザベス女王の任命を受けて、正式に首相に就任する。英国の女性首相として3人目となる。一般の保守党員による投票でトラス氏が約57%の8万1326票を獲得、対抗馬のスナク前財務相は6万399票だった。男性のスナク氏もインド系の人のようだから、英国の政界には他の国には見られない柔軟性があるように見える。

ドイツでもアンゲラ・ドロテア・メルケル首相も女性。それまでにも、彼女の退任後も女性の首相はいない。アメリカはと見ると、まだ女性大統領は生まれていないが、2016年に大統領候補として選挙で負けたのが、ヒラリー・クリントン。そして現在の副大統領は女性のカマラ・ハリスで、女性大統領はまだ生まれていない。ただ、バイデン大統領が病気で入院したときに、麻酔がかかっていた1時間25分だけ、大統領権限を委譲されている。アメリカに女性大統領が生まれたと言えるかも知れない。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は今年の5月16日、同日に辞表を提出したジャン・カステックス首相の後任に、女性のエリザベット・ボルヌ労働・雇用・社会復帰相を指名した。フランスで女性首相が誕生するのは、1991~1992年のエディット・クレッソン首相(フランソワ・ミッテラン左派政権)以来30年ぶりで、同国史上2人目となる。

国を率いる女性を他の国で見ると、フィンランドのタルヤ・ハロネン大統領,フィリピンのグロリア・アロヨ大統領,アイルランドのメアリー・マッカリース大統領,2006年にチリで初の女性大統領に就任したミチェル・バチェレ・ヘリア大統領が居ることも知った。フィリピンでは、コラソン・アキノ大統領も女性だった。

日本を見ると、まだ女性首相は生まれていない。だが、党首には土井たか子さんが1967年に社会民主党の党首だった。2016年には、蓮舫氏(齋藤蓮舫)が日本の最大野党、民進党の初の女性党首に選ばれている。2022年には福島瑞穂氏が社民党党首。

日本に女性首相は生まれるだろうか。

 

 

 

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